保育士というと、「辛い仕事」というイメージがありますよね。
情熱をも負った状態で保育士として働き始めたにもかかわらず、数年後には違う職種に転職する人も少なからず存在します。
しかし、近年では労働環境も改善されている保育園が多いですし、保育士の年収もここ数年上昇傾向にあるため、今後は「長く働ける職種」に変わっていくかもしれません。
なにより、保育士は非常にやりがいの大きい仕事であるため、大きな幸福感や充実感を得ることができるはずです。
この記事では、そんな「保育士としてのやりがい」について解説していきたいと思います。
目次
なぜ保育士を辞める人が多かったのか
「保育士は辛い」といったイメージはなぜついたのでしょうか?
その原因を挙げてみましょう。
①年収が低いから
まずは収入面の問題が非常に大きかったといえます。
ここ5年ほどは保育士の年収が上がってきているため(正社員の平均年収は「382万円」)まだマシになってきていますが、それ以前は一般的な会社員と比べて年収が大きく下回っていたため、「保育士=低賃金」といったイメージがあったのです。
改善されてきたとはいえ、2024年現在でも一般的な会社員の平均年収からすると数十万円は低い金額となっています。
やはり年収の低い仕事は離職率がどうしても高くなってしまいがちです。
②業務量が非常に多いから
保育士は持ち帰り仕事が多く、勤務時間内も非常に忙しいケースが多いです。
業務量の多さを抱えながらも、幼児の保育という責任ある業務をこなさなければならないわけですから、心身ともに大きな負担がかかるのは当たりまえです。
人間関係での悩みが多いから
保育園は、多忙を極める仕事であることや女性が非常に多い職場であるがゆえに、人間関係が難しい仕事だといえます。
また、自己中心的かつ理不尽な態度をとる「モンスターペアレンツ」の存在が多いのも悩みの原因の1つでしょう。
子どもの保育業務やその他の業務をこなすだけでも大変であるにもかかわらず、さらに人間関係を気にしながら働かなければならないため、離職率が高めになってしまうのです。
それでも保育士は辞められない、保育士としての「やりがい」
それではここからは「保育士のやりがい」について解説していきましょう。
①子どもの成長を感じられた時
一般的な子育てにもいえることですが、子どもの成長というのは大人にとって非常に嬉しいことです。
それは我が子でないとしても同様で、担当しているクラスの子供達が日々成長していることを実感できれば、充実感や幸福感を得ることができます。
子どもは自ら学んで成長することもできますが、保育士として成長を促し それがうまくいった時には非常に大きなやりがいを感じられるはずです。
その保育士としての成功体験は、きっと将来につながることでしょう。
②保護者から感謝された時
基本的に保護者は、保育士に対して非常に厳しい目を向けます。
愛する我が子を預けるのですから当然といえば当然ですよね。
怪我や事故トラブルなどがあった際には、厳しい指摘をもらうこともあるでしょう。
そうした時には、「自分に保育士は向いていないかも」と思ってしまうかもしれません。
しかし、ミスは誰にでもあるものです。
もちろん ミスが起こらないようにしなければなりませんが、どれだけ経験豊富な保育士であっても小さなミスは起きてしまいます。
しかし、日々の頑張りにやって保護者から感謝されることもあるでしょう。
そうした時には保育士としてとてもやりがいを感じられるはずです。
感謝されればモチベーションも上がりますし、その子どもの保護者とも良好な関係が築けることでしょう。
③行事をまとめ上げれた時
保育園では年に何度も行事があるものです。
保育士はそうした行事の1ヶ月前くらいから様々な準備に追われます。
また、園児たちに行事の進行や内容を伝え、スムーズにできるように日々練習させていかなければなりません。
風邪で休みがちな返事もいるでしょう。
なかなか行事内容を覚えらない子どももいるはずです。
そうした困難を乗り越え、行事を成功させることができた時、非常に大きな やりがいを感じられるはずです。
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まとめ
今回は、「保育士としてのやりがい」について解説してきました。
保育士は一般的に「辛い仕事」というイメージがありますが、ここで挙げたように多くのやりがいもある仕事です。
「保育士を続けられるか自信がなくなってきた」と感じることもあるかもしれませんが、ぜひやりがいがあることも忘れずに過ごしましょう。
もしもうまくいかない時には、「転職する」という選択肢があることも頭に入れておきたいところです。
転職エージェントを利用してみると、意外と今働いている保育園よりも収入面での条件が良く環境も良い求人に出会えるものですよ
最後まで読んでいただきありがとうございました!