保育士の資格を有している場合、「保育園で働く」という選択肢がスタンダードですよね。
「転職しようかな」と考えた時、保育園という選択肢のみ持つのではなく、その他の職種も選択肢に含めながら転職活動をすると色々な可能性が広がりますよね!
この記事では、そんな「保育園以外の保育士資格が活かせる職場」について解説していきたいと思います。
目次
保育士とは
保育士とは、国家資格である「保育士資格」を有する人を指します。
幼稚園教諭との違いは、保育士が0歳~18歳の保育や養育に携われるのに対して、幼稚園教諭は3歳~就学前の子どもの教育に携われます。
保育と教育という違いだけでなく、対象となる年齢層にも違いがあるのです。
ポイント
・厚生労働省が指定した大学や短大、専門学校といった保育士養成学校の教育を修了すること
・最終学歴が専門学校卒業以上の人は、保育士試験に合格すること
・高卒の人は、2年間で2880時間児童福祉施設で実務経験を積み保育士試験に合格すること
保育士の資格はこのようなルートで取得できます。
保育士の仕事は保育園だけでは無い
幼稚園や認定こども園などは、保育士の資格だけでなく幼稚園教諭免許の両方が必要となりますが、保育士の資格だけでも様々な職種に転職が可能です。
選択肢を広く持つことでより自分に合った仕事が見つかる可能性が高まるのです。
①企業内保育所
保育園は全国各地にありますが、一定以上の規模の企業となると「企業内保育所」が設置されていることもあります。
その企業に勤める従業員の子どもが利用するケースがほとんどですが、周辺地域の子どもを受け入れているケースもありえます。
保育園などよりも少人数保育となる可能性が高いため、より負担が少ないという特徴を持っています。
企業が休みの場合は必然的に企業内保育所も休みとなるため、長期の休みが取れる可能性も高いといえるでしょう。
②病児保育所
病児保育所は、風邪などの病気に懸かり保育園での保育が難しい子どもを預かる施設です。
保育する人数は非常に少なめで、その分1人1人の体調管理などを入念に管理する保育が必須となります。
デメリットとしては、ウイルスなどが自身にうつる可能性が高いという点が挙げられます。
③インターナショナルスクール・プリスクール
もしも保育士資格を有していて英語も得意であるならば、インターナショナルスクール・プリスクールに転職するという選択肢もおすすめです。
外国人や外国で生まれ育った日本人などを保育する施設で、英語を使用しながら子供たちと接していきます。
ネイティブレベルな英語でなくても働ける施設も存在します。
④ベビーシッター
もしも保育士の資格を活かして自分のペースで働きたいと考えているならば、ベビーシッターとして働く選択肢もおすすめです。
ベビーシッターは、利用者の自宅で子どもを保育する仕事となるため、大勢の子どもを保育する保育園などとは違いじっくりと保育業務に携われます。
資格がなくても働けるのがベビーシッターですが、保育士資格を有していることで利用者からの信頼度は高まります。
⑤放課後児童クラブ
小学校が終わり下校する子どもがいる一方で、親が共働きであるといった理由によって放課後や夏休み、春休みといった長期休みに家に1人(もしくは兄弟のみ)となってしまうケースがあります。
そうした家庭の子供を預かる施設が放課後児童クラブとなります。
ただ保育するだけでなく、学習指導を行うケースもあります。
⑥児童館
日本の各地域には、子育て支援を行っている児童館が存在します。
児童館は18歳未満の子どもを対象としていて、地域の住民であれば誰でも利用することができます。
保育士の資格を有していることで児童館における子どもへの指導や親からの子育て相談などにも対応できます。
⑦児童養護施設
児童養護施設は、親や祖父母など保護者がいない子どもが入所する施設です。
身寄りのない子どもがほとんどであえるため、親代わりのような存在となる必要があります。
保育業務の他にも、人生相談や買い物、通院など生活に関わるあらゆる面をサポートしていきます。
生活の全てのサポートとなるため、夜勤があるのも特徴です。
まとめ
今回は、「保育園以外の保育士資格が活かせる職場」について解説してきました。
保育士というと、保育園で働くという選択肢がスタンダードですが、ここで挙げたようにそれ以外にも様々な働き方があります。
もしも大勢の子どもを保育する負担の大きい保育園での仕事が辛いと感じるならば、ぜひそれ以外の施設への転職を検討してみてはいかがでしょうか?
保育士の資格を活かしながら、自分に合った仕事ができるはずです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!