現代では、資格取得やスキルを習得をして積極的にキャリアアップ転職をする人が増えています。
保育士という職種においても例外ではなく、多くの人が様々な関連資格を取得してスキルアップに繋げ、より良い条件の仕事に転職しようと努力しています。
つまり、キャリアアップするためには関連資格の取得が必須と言っても過言ではないわけです。
そこでこの記事では、「保育士としてキャリアアップするために取得しておきたい資格」について解説していきたいと思います。
目次
転職をする際は経験や実績だけでなく資格やスキルが強い武器になる
転職活動を行う際に履歴書や職務経歴書を作成しますが、やはりそこにポジティブな要素を多く書き込める人はステップ転職しやすいといえます。
保育士には、主に「分野別リーダー」「専門リーダー」「副主任」「主任」「園長」といったような役職があります。
そうした役職を履歴書に書けるのは強みとなりますし、勤務年数が長ければ「経験値が高い」と判断されるためプラス材料となります。
しかし、それ以外にもアピールポイントはあります。
それが「資格」です。
保育に関連する資格を取得することで、転職活動をする際に有利になりますし、現場での仕事にも役立ちます。
保育士としてキャリアアップするために取得しておきたい資格
それでは、ここからは実際にキャリアアップ転職を実現させるために取得すべき資格を挙げていきましょう。
働きながら取得するのはなかなか難しいですが、地道に勉強を続け取得を目指しましょう。
①医療保育専門士
「医療保育専門士」は、医療ケアが必要な子どもの保育をする際に必要な知識があることを証明する民間資格となります。
この資格を取得するには、保育士資格を有していて、現状保育業務に従事していることなどが条件となります。
②運動保育士
「運動保育士」は、幼児の発達に合わせて適切な指導や運動能力の向上を促せる技術を持っていることを証明する民間資格です。
「運動遊び実戦」と「脳機能と発育発達」の2科目を受講する必要があります。
この資格は初級、中級、上級と3つのランクに分かれています。
初級に関しては誰でも受講可能ですが、中級や上級はそれぞれ1つ下の級を取得していることが条件となります。
運動に力を入れている保育園などに転職する際は、かなり大きなアピールポイントになるはずです。
③絵本専門士
「絵本専門士」は、子ども向けの絵本に関する知識や感性があることを証明する民間資格です。
2012年に国立青少年教育振興機構が設立した資格で、設立後10年程度しか経っていないためまだそれほどこの資格を有している人は多くありません。
絵本の読み聞かせのスキルが高く、子どもを笑顔にさせることが可能となるため、資格を取得することで非常に重宝される人材となれるでしょう。
取得条件は、保育士としての実務経験や絵本に関わる活動を3年以上行っていることなどがあります。
絵本専門誌の下位資格である「認定絵本士」の資格を取得してからチャレンジしてみると良いかもしれません。
④イングリッシュエキスパート保育士
「イングリッシュエキスパート保育士」は、幼児への英語指導の専門知識を有していることを証明する民間資格です。
近年では英語に触れさせる保育園も増えてきていますよね。
グローバル社会ゆえに、英語の重要性は今後も高まっていくはずです。
資格の種類は6種類です。
ポイント
一般社団法人保育英語検定協会が実施している試験に合格することで取得することができます。
5級、4級、3級、2級、準1級、1級がありますが、保育園の現場で役立てるためには3級以上を取得しておきたいところです。
3級は、必須語彙力が約1,000語である程度英語の会話が聞き取れる程度のリスニング力が必要となります。
ちなみに2級に関しては必須語彙力が約2,000語で、より英語でのコミュニケーションが深く取れるようなレベルです。
準1級は必須語彙力が約3,000文字、1級は約5,000文字となり、高度な英語でのコミュニケーションも可能となります。
まとめ
今回は、「保育士としてキャリアアップするために取得しておきたい資格」について解説してきました。
ここで挙げた資格を取得することで、確実にキャリアアップ転職に役立ちます。
また、紹介した資格以外にも様々な幼児に関する資格が存在するので、ぜひ複数の資格にチャレンジしてみましょう。
子どもたちを笑顔にする資格が取得できれば、きっと自信に繋がりますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!